お知らせ
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就労継続支援B型事業所ニュートラル|静岡市 > お知らせ > 農業 > 静岡市の姉妹都市ベトナムのフエ
当社の農園で栽培しているハーブは、パクチーファランというものです。
ベトナム料理に使われることが多く、ベトナムではメジャーな香味野菜でして、
ベトナムの知り合いから教えてもらったことがきっかけで当社で栽培を始めました。
※パクチーファランのことをもう少し詳しく知りたい方はこちら
https://blog.vietnam-foodmarket.jp/topics/1442/
最近、当社がある静岡市がベトナムのフエ市と姉妹都市ということを発見しました。
私は10数年前にベトナム南部のホーチミンからベトナム北部のハノイまで一人旅をしたことがあります。
フエはベトナム中部に位置し、グエン王朝があった古都で郊外に皇帝の廟などが点在しており2・3日は自転車で廻って楽しめました。郊外にファンボイチャウという活動家の生家があり、大きな頭像があったのですが「静岡県袋井市」という文字があって驚いたのを覚えています。
私自身は異国で移動を楽しむことがメインで、道すがら世界遺産を見るというスタイルで特に深く考えてなかったのですが、帰国後に
浜松市は、1975年に終結したベトナム戦争とその後の社会主義国化によって発生したたくさんの難民を受け入れた「愛光寮」があった事や、
https://www.refugee.or.jp/fukuzatsu/tatsuyashirahase01
ファンボイチャウと袋井市の関係性など、
https://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/soshiki/27/2/ijin/1422535265111.html
静岡県とベトナムの関係性を知り、また、浜松でベトナムの方と知り合う機会があり、そんなこんなで、今の農園があります。
日本全体では、2022年6月末におけるベトナム国籍の在留外国人数は 476千人、2020年末時点での371千人から104千人(28.1%)増加しており、在留外国人の中では最も増加率が高いです。
※2022年12月で静岡市在住ベトナム人は1,800人ほど、浜松市は3,900人ほど。
ベトナムの平均年齢は31歳と若く、高齢化が進む日本との関係はこれから強くなっていくと思います。
ベトナム食材店や飲食店も全国的に増加傾向です。
麵料理の「フォー」、サンドイッチ的な「バインミー」などの料理は日本でも探せば割と身近に店があると思います。こうした料理に使われるパクチーファランは現在あまり出回っておらず、お目にかかることは稀ですが、パクチーファランが入ると本格的(現地的)な味になります。
農園での生産を増やしてパクチーファランをより多くの人に提供できるようにしていくことで、
当農園の目的である「障害福祉の就労事業を作る」ことに加えて、ベトナム料理や文化の懸け橋にもなり得るかなと思っています。